京都で朝食を専門にしているお店「朝食喜心 kyoto」さんで感動する至福の朝食を頂いてきました。こだわりの食材をこだわりぬいた調理法で、さらにこだわりの器でいただく。舞台を鑑賞するかのような満足感いっぱいの朝食です。
朝食の物語をいただく。朝食の演出。まさにこだわりが生み出す至福の朝食です。朝食の能舞台のようでした。
でも、堅苦しい緊張感はなく、あるのは心地よい料理と空間。
朝食喜心 kyotoに行ってきました
京都市東山区。花見小路から細い路地に入ったところ、花とうろホタル祇園の一階にお店はあります。
京都らしい花見小路も朝は人通りも少なく静かです。
でも、お店の前につくと、既に数組のお客さんが開店を待っていました。みなさん予定より少し早く来ているようでした。
開店は7時30分。
朝食は完全予約制です。必ず予約が必要です。予約せずに来店しても食べられないのでご注意ください。朝食専門のお店にいくのは初めてです。事前に調べて、かなり前から予約、当日に備えました。かなり楽しみにしていました。
座席はカウンター席のみ。店の入口から奥で左短くおれたL字型。奥には窓越しに小さな中庭が見えます。
一番奥の席は、調理のコンロに近く、調理中熱くなるため空けてお座るそうです。でも、奥の席からは厨房で調理するシェフの手元が見えるので、どんな感じで調理しているのか見たい人にはオススメです。
さて、舞台を観覧するような気持ちがする朝食とはいかに。では、実食レビューをどうぞ。
朝食喜心 kyoto実食レビュー
カウンターの中では男性のシェフと女性の方が居て、カウンター越しに接客してくれます。朝の清々しいなか、お店の中には緩やかに和やかな空気が流れています。凄くリラックスした感じ。
そんななか、お客さんの様子を伺いながらシェフが料理の準備を手際よく進めていきます。
メニュー。
喜心の朝食 2500円(税抜き)をオーダー。
まずはじめに出されたのは、ほうじ茶。とても香ばしく、早朝の冷えた空気の中を歩いてきて、少し冷えたカラダを温めます。なんだか胃の調子もよくなり、お腹が鳴ります。
つぎは、料理を出す前に、ご飯を入れるお茶碗を選びます。出てきたお茶碗はどれも趣のある器で、お店によると、オススメの陶芸作家が焼いたものなんだとか。6種類ほどカウンターに並べてもらい、そこから選びました。
次に、くみ上げ湯葉。とても優しい味わい。スーッとお口のなかで消えてゆく。
つぎは一飯一汁。ここからがメインの朝ごはんです。
まず、土鍋で炊き上げた白ご飯。予約時間に合わせ土鍋でご飯が焚かれます。お店に入った時の和やかな気持ちになったのは、ご飯の炊けるいい香りがしたからです。
出てきたご飯。すーんごく、いい香り。お椀に少しづつよそってくれるので、遠慮せずにお代わりしましょう。私は数え切れないくらいいただきました。
つぎに、お好みの汁物(京白味噌の豚汁
、季節野菜の汁物、海鮮和風トマト汁の三種から選びます)
選んだのは海鮮和風トマト汁。トマト、海鮮の香りが絶妙。エビとトマトの旨味が互いに引き立てあって、いい出汁です。お椀たっぷりに満たされています。メニューのなかでは主賓といってもいいでしょう。
うるめいわしの丸干し。カウンター横でいい香りがしはじめていると思っていたら、うるめが焼ける香ばしいかおりです。
お漬物
オプションで選んだ、揚げじゃが芋 300円(税抜き)
こちらは、ちりめん山椒 300円(税抜き)
同席客は東京からわざわざこの朝食を味わいにやってきたとか。同じコースと朝から日本酒を 二杯、オプションメニューをほぼ全種注文されていました。とても満足な表情をされてみてるこちらも居心地がよかったです。
ほんとに心地よい朝食でした。おすすめです。京都に行く際はちょっと早起きして「朝食喜心 kyoto」で至福の朝食を楽しんでみてください。
朝食喜心 kyoto 営業時間・アクセス
必ず予約が必要です。ご注意ください。
- 住所:〒605-0811 京都府京都市東山区小松町555 花とうろホテル祇園1F 地図
- 営業時間: 7:30 – 14:50 (13:30 L.O.)
- 定休日: 木曜日
- 電話:075-525-8500
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