今回紹介するのは日本三大名泉・日本三大古泉のひとつ神戸市北区有馬温泉にある「炭酸泉源公園」の飲める炭酸源泉水です。「炭酸泉源公園」は、二酸化炭素が溶け込んだ無色透明の炭酸水が湧きでる泉源のある公園です。有馬温泉街の南側、山の中腹にあり、有馬温泉街南西側を登った場所にあります。源泉水は飲めるように整備されていて、味見をしたのですが、その味は衝撃的なものでした。
兵庫県神戸市北区有馬町の有馬温泉にある「炭酸泉源公園」にいってきました。
「炭酸泉源公園」は、兵庫県神戸市北区有馬町、日本三大温泉のひとつ有馬温泉街南側、神戸電気鉄道の有馬温泉駅からだと徒歩10分ほどの場所。阪急バス有馬案内所から有馬玩具博物館のある坂道を南にのぼった先の、さらにタンサン坂を上った場所にあります。
ちなみに日本三大名泉は、兵庫県神戸市の有馬温泉、群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉です。また、日本三大古泉は、和歌山の白浜温泉、兵庫県の有馬温泉、愛媛県の道後温泉です。
公園は、2015年1月に炭酸泉源公園として東屋周辺が整備改修されており綺麗でした。公園敷地内には、源泉、源泉を説明した看板、整備に伴った碑、トイレ、炭酸をモチーフにしたブクブク湧き出す池があります。
炭酸源泉は、明治8年に内務省司薬場(輸入薬品の検査のために明治政府が設立した官立の薬品検査機関)が大阪にできたのをきっかけに検査してもらい、飲料や入浴にとしても優れていることが判明。安全な炭酸泉とわかってからは、炭酸泉源として整備、活用されるようになったそうです。
それまでは炭酸泉は毒水とされ、人をはじめ動物も寄りつかなかった場所とされていました。この泉で水を瓶にいれて蓋をしたところ、蓋が飛んでしまったようすが鉄砲のようだったので「鉄砲水」
有馬温泉の定番土産「炭酸煎餅」は、この炭酸泉をつかいつくられたのが初まりです。また、日本で初めてつくられた国産サイダーは、有馬の炭酸泉を利用して製造されたそうです。
有馬温泉にある地獄谷の虫地獄、鳥地獄は、
有馬温泉「炭酸泉源公園」で炭酸源泉水を飲んでみた!
公園では、泉源左手の蛇口をひねると炭酸泉を飲むことができます。
源泉が湧き出す場所には神社のような建物があり、建物中央に丸い臼のような石の器があり水が溜まっています。器の端から水がゆらゆら流れでて炭酸泉から水が湧き出しているのがわかります。
こちらが泉源です。ちなみにこちらは飲めませんのでご注意ください。
源泉をそのまま飲むことはできませんが、飲料用として源泉建物の左手前に蛇口が整備されています。
昔にくらべ鉄分の含有量が増したそうで、かなり独特な味がします。
一言でいうと「さびた鉄の味」です。のど越し最高、シャワシャワの発砲炭酸水がでてくるわけではありません。ご注意ください。ミネラル分がいっぱいらしいのですが、 飲み過ぎには要注意です。腹を壊します。飲める源泉水蛇口よこのプレートにも、「一度に多量にお飲みになると、お腹を壊すおそれがありますのでご注意ください」と注意書きがありました。
でも、有馬温泉に出かけたら、せっかくなので思い出づくりにお試しください。
有馬温泉「炭酸泉源公園」神戸市北区
それでは「炭酸泉源公園」の場所について書いておきます。
「炭酸泉源公園」は、有馬温泉街の南側、山の中腹にあり、有馬温泉街南西側を登った場所にあります。少し勾配のある坂道をのぼりますので、出かける際は歩きやすい靴がおすすめです。公園は24時間開放されています。
泉源では炭酸水を飲むことができますが、身体にあわないとお腹を壊す恐れがあるので注意が必要です。
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