姫路文学館 特別展「大正ロマンの寵児 竹久夢二展 夢二の世界にひたる春」2023年5月28日(日)まで開催中!

姫路文学館で特別展「大正ロマンの寵児 竹久夢二展 夢二の世界にひたる春」が2023年5月28日(日)まで開催中です!

ある時ふと詩の替りに画(え)で自分の心を語ろうとした  「私の投書家時代」より
愁いをたたえた「夢二式美人画」や抒情歌「宵待草」で一世を風靡した画家・詩人の竹久夢二。

夢二が上京した明治30年代は浪漫主義文学の最盛期で、多くの文学青年が詩人に憧れていました。夢二もその一人で、文章を書いては投稿を繰り返します。ある時、友人が持っていた雑誌「中学世界」が募集するコマ絵に応募すると第一等賞となり、その後も当選を重ね、絵を描くことが仕事となりました。

明治42年(1909)、自らの絵に言葉を添えた初の著作『夢二画集 春の巻』を刊行すると大好評を博します。大正元年(1912)には京都をはじめ、日本各地で個展を開き、やがて自らの版画や書籍、便箋や封筒、帯や半襟などを販売する「港屋絵草紙店」を開店し、日常生活の品々にアールヌーボー式の独自のデザインをとり入れ、多くの若者の心をとらえました。

さらに詩や童謡、童話、小説など憧れであった文学の世界にも活躍の場を広げた夢二。

展覧会では、美人画だけでなく、挿絵や装丁用の作品、肉筆原画などを交え、その多岐にわたる創作活動や、播磨とのかかわりについても紹介します。

竹久夢二(たけひさ ゆめじ)

明治17年(1884年)から昭和9年(1934年)

現・岡山県瀬戸内市邑久町に生れる。本名、茂次郎。明治32年(1889)、神戸市の叔父宅から神戸尋常中学校(現兵庫県立神戸高校)に入学するも家の都合で中退。明治34年(1901)、家出して上京する。明治35年(1902)、早稲田実業学校に入学。明治38年(1905)、雑誌、新聞にコマ絵が掲載され、夢二を名乗るようになる。同年、早稲田実業学校中退。以降、雑誌などの挿絵を描く。明治42年(1909)、初の著書『夢二画集 春の巻』刊行。大正3年(1914)、日本橋呉服町に「港屋絵草紙店」を開店。昭和6年(1931)から2年間、欧米を旅行するが、病を得て帰国し、昭和9年(1934)9月1日、肺結核により49歳で死去。イラストやデザインなども精力的に手掛けた。主な詩集に『どんたく』『山へよする』『夢のふるさと』など。絵画の代表作に「平戸懐古」「黒船屋」「長崎十二景」など。

公式SNSにも開催告知が掲載されています。

 

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開場となる姫路文学館場所は地図ではこちら

住所は、兵庫県姫路市山野井町84です。

特別展「大正ロマンの寵児 竹久夢二展 夢二の世界にひたる春」開催情報

  • 会期:2023年4月15日(土)から5月28日(日)
  • 休館日 月曜日、ただし5月1日(月)は開館
  • 開館時間 午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)
  • 会場 姫路文学館 北館
  • 観覧料 一般700円、大学・高校生400円、中学・小学生200円 未就学児無料
  • 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方(手帳またはミライロIDの手帳画面を提示してください)、及び介護者1名は半額。
    20名以上の団体は2割引
    常設展示も観覧可
    主催 姫路文学館
  • 企画協力 株式会社港屋
  • 後援 朝日新聞姫路支局、NHK神戸放送局、神戸新聞社、産経新聞社、サンテレビジョン、播磨時報社、播磨リビング新聞社、姫路ケーブルテレビ、姫路シティFM21、毎日新聞姫路支局、読売新聞姫路支局、ラジオ関西
  • 姫路文学館公式サイト:http://www.himejibungakukan.jp/events/event/