こんにちは、ろんぐです。
京都遠征ツアー第二弾。前回、横目にみながら時間の都合で渋々観覧をあきらめた世界遺産「東寺」に出かけてきました。
「東寺」は、京都市南区九条町、JR京都駅から南西に1キロほどの場所にある寺院で、東寺真言宗の総本山になります。教王護国寺とよばれ、平安建都の際、都の南玄関、羅城門の東に作られた。後に嵯峨天皇から託された空海により密教の根本道場(総本山 大本山・こんぽんどうじょう)として現在に至っています。
「東寺」の広大な敷地は史跡に指定され、境内には、五重塔(国宝)をはじめ、講堂(重要文化財)には、国現存最古の密教彫刻の一群や金堂(国宝)、大師堂(国宝)、蓮花門(国宝)など数々の見所があります。なかでも、高さ約55メートルある木造建築として日本最高の塔をもち、JR京都駅前ビル群のなかに姿を望む五重塔(国宝)は、東寺の代名詞として有名です。
今回、実際に東寺を拝観し、五重塔(国宝)だけじゃない東寺の魅力を実感、やっぱり実際にみてみないと その凄さはわからないなぁと思いました。雨降りと生憎の天候でしたが、快晴とは違うなか、より重厚で荘厳な雰囲気を味わうことができました。雨降りの観光もまた東寺の魅力なのかもしれません。
広々とした駐車場。600円。
駐車場入り口は、寺院の北東 大宮東寺道交差点 慶賀門左から。
空海が住んでいた御影堂。
「食堂」南側に、有料観賞できる場所への入り口があります。
今回一番感動したスポットは、無料拝観できる「食堂(じきどう)」にあった
マイクロバス奥が「食堂」(じきどう)。
「食堂(じきどう)」は、東寺の寺域の中央にあります。「食堂しょくどう」と書いて「じきどう」と読む。「食堂(じきどう)」は、僧侶が生活のなかに修行を見出す場とのことでした。
平安時代に建立され、本尊には約6メートルの千手観音菩薩が配置されていましたが、昭和5年、1930年に焼失。千手観音菩薩は、修復され、現在は宝物館に安置、食堂の本尊には、十一面観音菩薩になっています。
東寺、最高の観賞スポット「食堂(じきどう)」は、昭和五年に火事で燃えのこった四天王仏像です。燃え残ったとはいえ姿は圧巻の迫力。ぜひ、みといてほしいですね。
展示されている場所が、お寺の物品販売店の裏側になりますが、仏像は販売店のパーテンションより巨大ですぐに場所はわかります。近くで見ることができる場所がありお薦めの観賞スポットです。
今「食堂(じきどう)」では、納経所、祈り、写経の場として親しまれています。
※内部の撮影は禁止
講堂
巨大な木造建築の「講堂」。前情報なしに講堂にはいると
弘法大師空海の手による立体曼荼羅が広がる。如来、菩薩、明王、そして天部の二十一尊の仏さまがずらりと曼荼羅から抜け出した様子が壮観。
目の前にならぶ国宝、重要文化財など名だたる仏像がずらりと並ぶ光景に圧倒されました。
鳥肌がたちました。
※内部の撮影は禁止
金堂
東寺の本尊 七仏薬師如来が祀られている。金堂。更に本尊に対面して右側に、日光菩薩、左側に、月光がっこう菩薩ばならぶ。
講堂と同じく巨大な仏像の圧倒的な存在感は、荘厳なイメージを見るものに与えます。
※内部の撮影は禁止
南側門
有料観賞場所とを仕切る柵があります。門から金堂、食堂までは無料で散策できるようです。
異彩を放つ国宝「五重塔」
異彩を放つ国宝「五重塔」。見る者を圧巻する存在感。迫力あり過ぎの木造建築。
どうやってこんな巨大なものを建てたのか想像できない。
今ある「五重塔」は、5代目で寛永21年、1644年に再建されたもの。
いままでに4度も落雷による火災で焼失しているそうです。
そのたびに僧侶が弘法大師空海と同じように再建したとのこと。
内部の観覧はできませんでしたが、開かれた扉があり、中の様子をうかがうことができました。
巨大な柱を組み合せた1本の柱が、建物を中心から貫き、建物を支えていると説明の看板がありました。
※内部の撮影は禁止
ちなみに、京都には東寺には対になった西寺がある。
平安京の右京九条一坊にあった官寺で、羅城門西側で、羅城門を挟んで東寺と対をなしたそうです。
今はないそうですが、跡地をおとずれておけばよかったと後悔しました。
次回は西寺にも出かけてみたいと思います。
「西寺」があった場所
世界遺産「東寺」場所
世界遺産「東寺」駐車場
駐車場は、寺院の北東 大宮東寺道交差点 慶賀門左が入口です。入るとすぐに駐車料金(600円)を先払いします。
世界遺産「東寺」営業情報
- 住所:〒601-8473 京都府京都市南区九条町1 地図
- 開門時間:午前5時 開門、午後5時 閉門
- 拝観時間:金堂、講堂 午前8時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)宝物館、観智院 午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)
- 拝観料:御影堂、食堂などの拝観は無料。金堂・講堂・五重塔:有料拝観
※五重塔初層内部、宝物館の公開は、特別公開や特別参拝などの会期中に限られる - 世界遺産「東寺」公式サイト:https://toji.or.jp/