【摩耶詣祭 開催中止】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月28日に開催を予定されていた「摩耶詣祭」が開催中止となっています。ご注意ください。
2020年3月28日(土)神戸市灘区の摩耶山天上寺と掬星台で神戸摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」が開催されますよ!
神戸摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」が2020年3月28日(土)神戸市灘区の摩耶山天上寺と掬星台で開催されます。
旧暦2月の初午の日に馬(家畜の代表)の息災と一家の無事繁栄を祈る風習として行われてきた麻耶詣。のどかな縁日で、西国の奇習・奇祭として全国に知られ麻耶詣(麻耶参・まやまいり)として俳句歳時記にも詠まれ全国的に有名な催事です。昭和に入り一時はとだえかけたが、平成になり関西の奇祭とし「麻耶詣」の消滅を惜しむ声により平成5年から復活が試みられる。平成14年には「麻耶山の春の山開き」として開催されるようになりました。
神戸摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」では、詣でたお馬の厄を払い、息災を祈念して、花かんざしを授ける儀式「御馬詣(おうまもうで)」や、摩耶詣にゆかりの深い菜の花を、ご本尊にお供えする儀式「菜の花御供(なのはなごく)」などのほか、春を呼ぶだんじり囃子の演奏、六甲山牧場のミニチュアホースのチェリーとトレーナーによるショー、お餅まきと摩耶昆布の配布が実施されます。
神戸市灘区 摩耶山天上寺・掬星台 神戸摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」主な日程・イベント内容
10:30~天上寺にて
閼伽御供(あかごく)
- 産湯の井より、いのちといのちの再生の象徴である閼伽水を汲んで、ご本尊にお供えする儀式
菜の花御供(なのはなごく)
- 摩耶詣にゆかりの深い菜の花を、ご本尊にお供えする儀式
御馬詣(おうまもうで)
- 詣でたお馬の厄を払い、息災を祈念して、花かんざしを授ける儀式
厄を払われたお馬のパレード
- 天上寺~掬星台 (木曽馬・ミニチュアホース)
11:30~摩耶山掬星台にて
春を呼ぶだんじり囃子の演奏
- 五毛御燈会・上野宮西会・篠原中老会
ミニポニーショー(ミニチュアホース)
- 六甲山牧場のミニチュアホースのチェリーとトレーナーによるショー
摩耶修験回峰行者による柴燈護摩供
- 摩耶山の春の山開き
お餅まきと摩耶昆布の配布
摩耶鍋販売(限定200食)
- 摩耶山の名物だった摩耶鍋が復活
摩耶山のお土産・縁起物の即売
神戸市灘区 摩耶山天上寺・掬星台 神戸摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」告知チラシ
麻耶詣の由来
麻耶山には古くから旧暦2月の初午の日に、近郷近在の村びとが飼い馬を連れて天上寺に参詣し、馬(家畜の代表)の息災と一家の無事繁栄を祈る風習がありました。そして、厄払いののちに馬屋にまつる厄除息災の護符を授かり、土産に麻耶昆布を求め、いただいた花かんざしで馬の頭を飾って労をねぎらい、ゆっくりと山をくだり帰路についたといいます。のどかな縁日で、西国の奇習・奇祭として全国に知られ麻耶詣(麻耶参・まやまいり)として俳句歳時記の春の季語にも取りあげられ、多くの俳人が佳句を詠んでいます。
麻耶詣の復活
明治頃まで盛んであった麻耶詣も馬を飼う農家などがへり、大正期には細々とお参りが続いていました。昭和に入ってからは、十一面観音と馬頭観音のおん前でひそかに祈祷を続けてきました。平成になって、関西の奇祭として知られていた「麻耶詣」の消滅をおしむ声が高まり、平成5年に六甲山牧場の馬を借りて「麻耶詣」の復活を試みました。平成7年阪神淡路大震災で中断。平成14年に「麻耶山の春の山開き」を兼ねた行事として「麻耶詣祭」を復活させ、今日にいたっています。(当時の事情を考慮して、旧暦2月の初午の日に限定せず、今年は3月28日(土)に執り行います)
神戸市灘区 摩耶山天上寺 場所
神戸市灘区 摩耶山天上寺・掬星台 摩耶山春山開き「摩耶詣祭2020」開催情報
- 開催日:2020年3月28日(土)
- 時間:10:30~13:00
場所:天上寺(〒657-0105 兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-12)地図
掬星台(神戸市灘区摩耶山町2-2)地図 - 共催:
摩耶山観光文化協会
摩耶山天上寺
六甲山牧場 - お問合せ:摩耶山観光文化協会
電話078-861-2684 - ホームページ