今回の実食レビューは、京都府宮津市、日本三大風景のひとつ天橋立で販売されている銘菓「知恵の餅」の実食レビューです。
知恵の餅は、大人の親指ぐらいの餅に、こし餡をたっぷりとのせた餅です。雰囲気は伊勢の銘菓赤福餅に似ていますが、味わいはままるで別物です。名前の通り、食べると知恵がつく御利益があるとされています。
発祥は1300年嘉永ごろ、ある老婆が夢にでてきた文殊菩薩にこの餅をつくり人々に振る舞うよ言われ、振舞ったところ食べた子どもが大人をしのぐ知恵をえたとする話しに由来します。参考
この知恵の餅は、天橋立のふもとにある文殊菩薩を本尊とする智恩寺から、門前に店を構える許可を得た四軒の茶屋(吉野茶屋・彦兵衛茶屋・勘七茶屋・ちとせ茶屋)でのみで販売されています。
今回は、知恵の餅を販売している四軒のひとつ「総本家ちとせ茶屋」の知恵の餅をいただきました。
天橋立「総本家ちとせ茶屋」に行ってきた!
天橋立の銘菓「知恵の餅」を販売している「ちとせ茶屋」さん。お店は京都府宮津市、天橋立南側にある知恩寺門前にあります。JR天橋立駅からも徒歩2分の場所です。
創業元禄3年から続くちとせ茶屋さん。ちとせ茶屋さんの「知恵の餅」は、小豆を皮ごとひき小豆の風味をしっかり残した「ひきあん」に、地元餅米を使用した、昔ながらの味にこだわった逸品です。
お店の外観。
お店に到着したのが閉店間際とあり、営業しているかどうか不安でしたが、知恵の餅を買い求めるお客様が列を作っていて、なんとか滑り込みで買うことができました。
ちとせ茶屋さんには喫茶スペースもあり、営業時間内なら、その場で餅を食べることもできます。今回は閉店間際とあり、持ち帰りに並んだお客さんのためのみ営業していました。
平日だと確実に17時に閉店してしまうので、30分まえには現地到着したほうがいいと思います。
総本家ちとせ茶屋の「知恵の餅」実食レビュー!
こちらがちとせ茶屋さんの「知恵の餅」。10個入700円
しっかりした小豆の風味と、あっさりした甘さのひきあんが美味しいです。
三つぐらいはペロリと食べられます。 購入してから自宅につくまで待ちきれなくて、結局、三つたいらげてしまいました。
ちとせ茶屋さんのメニュー。
¥ 260(税込)※3ケ入り
10ケ入り 700円
16ケ入り 1120円
20ケ入り 1400円
25ケ入り 1730円コーヒーセット 600円
グリーンティーセット 700円
(京都抹茶のグリーンティー+智恵の餅1ケ)
この他、ちとせ茶屋さんでは、知恵の餅いがいにも「竜宮そば」という蕎麦も人気なんだとか。そういえば、知恵の餅を包んである包装紙にも「竜宮そば」の文字がありました。
次回は、営業時間内に出かけて、店内で餅と蕎麦をいただきたいと思います。
とても美味しい餅でした!
「知恵の餅」で注意してほしいのが、賞味期限が製造日だということです。
あまり日持ちがしないんです。購入時、職人さんがお客さんひとり一人に確認していました。今回、賞味期限のことも考えてクーラーボックス持参で出かけました。お土産で持ち帰るなら夏場はクーラーボックスがあったほうがいいと思います。クーラーボックスや冷蔵庫に入れた際は、餅が若干硬くなるので常温に少し戻してから食べると美味しくいただけますよ。